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忘備録 #04 “社会性 sung by シガキマサキ”

「社会性」です。幼馴染のニジオカミライ君に、歌詞を少しマイルドにしてみてはどう?などとアドバイスをもらいながら作りました。テーマはそのものズバリ、我々が社会生活を円滑に営む上で欠かせない、社会性について、です。名で体を表しました。(にっこり)

冒頭に書いた見た目と振る舞いの一致、それから一人称に何を選ぶか、あと、自分の居場所を確保するために示し合わせて語彙を単純化すること、そんなことを考えていたのですが、お前の主張は結局なんなのだと言われると、正直言って今でも答えに詰まります。

で、今回はきちんとまとめられる気がしないので(何度も書いて消してを繰り返しています)、思い立ってAIに歌詞を論じてもらうことにしました。

googleのアプリ”Gemini”に歌詞をアップロードし、以下の歌詞を論じてくださいとお願いしてみると、ものの数秒で予想以上のお返事をいただきました。

______________以下、”Gemini”による「社会性」歌詞の論評です。______________

提供された歌詞「社会性」は、現代社会におけるアイデンティティの構築、言葉遣いや服装を通じた自己演出、そして同調圧力への懐疑と抵抗を、鋭い観察眼と自嘲的なユーモアを交えて描いています。

1. 役割の演出と自己欺瞞

歌詞の冒頭は、服装や一人称といった外見的な要素が、いかに無意識のうちに自己の振る舞いを規定してしまうかを描いています。

• 「細いスーツは背筋がシュッと ダボいパーカーの日は猫背が生まれつき」:服装が肉体的な姿勢だけでなく、内面的な態度まで決定づけてしまうという、「見た目通りに振る舞う」ことの無意識的な強制力を示しています。「生まれつき」という皮肉な表現は、その振る舞いが「自然なもの」であるかのように錯覚している状態を突いています。

• 「ボクと言えば控えめっぽくて オレは雄を推すにはうってつけだ」「ワタクシ使いになってる自分を知る」:一人称(ボク、オレ、ワタクシ)の選択が、社会的な役割や人格を演じるための道具となっていることを示しています。これは、自己のアイデンティティが、本質ではなく言語的な装飾によって流動的に作られているという、現代の「ペルソナ(仮面)」のあり方を鋭く捉えています。

• 「予防線を張る予定を立てる」:無意識的な自己演出は、他者からの攻撃や批判を避けるための防御的な行動であることを示唆しています。

2. 同調圧力と「つまらない」現状

自己演出の動機が、外部の曖昧な基準にあることへの不満と懐疑が示されます。

• 「そのラインのインかアウトかは 街の空気が決める」:社会的な振る舞いの「正しさ」が、論理や倫理ではなく、実体のない「街の空気」(同調圧力)によって一方的に決められることへの諦めがにじみます。

• 「悪くはない 悪くはないけどつまらない」:「社会性」に則った振る舞いは、「悪くはない」(=安全で無難)かもしれませんが、それは同時に「つまらない」(=個性の喪失、創造性の欠如)ことでもあります。安全を選んだことへの後悔と、本音とのズレ(「少し違うような気がしてる」)が表れています。

3. 言葉と思考の停止

中盤では、言葉の軽薄さと、それがもたらす思考の停止への批判が展開されます。

• 「流行り言葉の賞味期限の記載場所だけは確認してるの?かわいいね」:本質的な内容(言いたいこと)を持たずに、ただ流行に乗ることだけに熱心な人々への、冷ややな皮肉です。「かわいいね」という表現は、表面的に許容するふりをしつつ、その空疎さを強く批判しています。

• 「幼さを売りにするから いくつだかわからないよ」:未熟さや無邪気さを「商品」として利用する風潮への批判です。

• 「僕らが持つ語彙の少なさは ただの思考停止」:言葉の少なさは、簡潔さではなく、深く考えることを放棄した結果であると断言しています。これは、「社会性」という名のもとに、複雑な問題に対する考察をサボっている現代の姿勢への痛烈な指摘です。

4. 既存の基準への抵抗と探求の意志

「社会性」という既存のシステムに対する根本的な拒絶と、より本質的なものへの探求心が示されます。

• 「いいんじゃない? なんてさすがに思わない むしろ研究者みたいに 全身全霊で追い求めたいとすら思ってる」:現状の「つまらない」社会性を許容するのではなく、徹底的にその本質を解明したいという、強い知的探求心と改革の意志が示されています。

• 「合格基準を定める人を 死ぬまで追いかけるの?」:「社会性」という名の「合格基準」を設ける権威や支配構造への挑戦です。自己の人生を、他人が定めた基準に従って終えることへの拒否を表明しています。

• 「ふさわしいとかふさわしくないとか わりとどうでもいいし」:他者の評価に基づく「適合性」という概念の無価値さを突きつけています。

5. 柔軟な変革と問いかけ(結び)

結びでは、「社会性」に対する主体的な関与と、未来への柔軟な姿勢が強調されます。

• 「気にいらない? 気にいらなければ言ってよね」「書き換えよう 主義はいつでも変えよう」:コミュニケーションと変革の可能性に対する強い信頼です。社会やルールは固定されたものではなく、話し合い(考えよう)を通じていつでも変更(書き換えよう)できるという、民主的な意志と柔軟なアイデンティティの必要性を訴えています。

• 「マイルドに? ラディカルに? どちらでも」:変革の方法論は問わないという、手段の自由を主張しています。

• 「社会の趨勢か 天の神様の 言う通り」:最後のフレーズは、「社会性」という曖昧な権威と、「天の神様」という絶対的な権威を並列させることで、最終的に何に従うべきかという、皮肉的で壮大な問いかけを残しています。どちらに従うにせよ、それは「主体的な決定」を放棄することであり、歌詞全体で問うてきた「社会性」の罠が、最後の最後までテーマとして残されています。

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どうでしょう?自分でもこの論評が意図した通りなのかどうか、未だよくわかっていません。ただ、AIは曲を聴いたわけではないので、シガキさん歌声込みで受け取ってもらえれば、もう少し手触りの優しいものになるかもしれません。というか、そうなっているといいなあ。

最後に、この曲に出てくる足は、「合格基準を追いかける」人たちの「足」です。

Am7 C/D       GM7
細いスーツは背筋がシュッと
   B♭/C     Am7 C/D  D/E
ダボいパーカーの日は猫背が生まれつき
Am7 C/D      GM7
見た目通りに振る舞ってって
   B♭/C Am7 C/D   GM7  G#m7-5
誰に言われたわけでもないのにね

Am7  C/D     GM7
ボクと言えば控えめっぽくて
   B♭/C Am7  C/D  D/E
オレは雄を推すにはうってつけだ
Am7  C/D      GM7
気付いた時にはもういっぱしの
    B♭/C Am7  C/D  A/B B
ワタクシ使いになってる自分を知る

Em7  A7   DM7  GM7
予防線を張る予定を立てる
Gm7 B♭/C  FM7
そんな日々ですが
Dm7  G7    CM7  FM7
そのラインのインかアウトかは
  Gm7 Am7 A♭/B♭
街の空気が決める

E♭ E♭M7/D A♭/C
悪くはない
 B6  B♭6     B♭9
悪くはないけどつまらない
E♭ E♭M7/D A♭/C B6 B♭6 A♭6 
悪くはないと言ったけど本当は
  B♭6   A♭6    E♭
少し違うような気がしてる

Am7   C/D     GM7
言いたいことは別にないよって
   B♭/C Am7   C/D  D/E
何もなければ少しは気の毒だけど
Am7  C/D   GM7
流行り言葉の賞味期限の
   B♭/C   Am7
記載場所だけは確認してるの?
 C/D  A/B B
かわいいね

Em7 A7  DM7 GM7
幼さを売りにするから
Gm7  B♭/C    FM7
いくつだかわからないよ
Dm7 G7  CM7 FM7
僕らが持つ語彙の少なさは
 Gm7 Am7 A♭/B♭ A/B
ただの思考停止

E  EM7/E♭ A/C#
いいんじゃない?
  C6  B6    B9
なんてさすがに思わない
E EM7/E♭ A/C# C6
むしろ研究者みたいに
 B6   A6 B6     A6
全身全霊で追い求めたいとすら思ってる

C#m7 F#7 Bm7 E
C#m7 F#7 BM7
C#m7 F#7 Bm7 D/A
GM7 C#sus4 C#

Em7 A7   DM7 GM7
合格基準を定める人を
Gm7  B♭/C   FM7
死ぬまで追いかけるの?
Dm7 G7    CM7  FM7
ふさわしいとかふさわしくないとか
 Gm7 Am7  A♭/B♭ A/B
割とどうでもいいし

E EM7/E♭ A/C#
気にいらない?
 C6  B6       B9
気にいらなければ言ってよね
E EM7/E♭ A/C#
考えよう
 C6  B6  B9
確かにまずい時は話し合おう
E  EM7/E♭ A/C#
書き換えよう
  C6  B6    B9
主義はいつでも変えよう
E  EM7/E♭ A/C# C6
マイルドに? ラディカルに?
B6    A6
どちらでも
  B6  A6
社会の趨勢か
 B6  A6   B6 A6  B6 A6
天の神様の言う通り

忘備録 #03 “真善美 sung by ダイチュウ”

4月以降、時間を音楽以外のことに使う日々が増え、忘備録が滞っていましたが、まあ自分の忘備なので良しとします。

「おもいの軸足」の3曲目。”真善美”ですが、言葉こそぼんやりと認識していたものの、意味的には、良きもの3つを並列にしてあるということなんだろうとこれまで考えていました。特に何を学ぼうと思ったわけでもないのですが、ふと何かで、「真善美」とは「真, 善, 美」ではなく「真+善=美」だというような趣旨のことが書いてあり、とても面白い、というか腑に落ちた気がしました。それで、このような曲に取り掛かったわけです。

曲と歌詞はほぼ同時進行で作っていきました。EとF#9のリフレインがまずあって(最終的にVo.ダイチュウの声に合わせ半音キーを落としましたが)、それを少しづつ崩していくような進め方だったと記憶しています。冒頭の歌詞は日本にモナリザがやってきた、昔のあの展覧会の行列のイメージです。それからポーンと視座を拡大し、無駄に?スケール感を表してみました。何かしら宗教的儀礼みたいなものを想像していました。例えば式年遷宮とか。でも千年に一度はさすがにないかな。

あとは、結構言葉遊びの感覚で、言い換えを重ねたりしつつ文字数を稼いでいったような具合ですが、割と本音を素直に書けたような気がしています。本音を簡潔に説明すべきなのかもしれませんが多分うまくいかないのでやめておきます。ということは本音ではないのかもしれませんね。
Vo.ダイチュウのハンサム+ちょびっとファニーな声と歌い回しがとてもよくマッチしていると、彼を褒めつつ自分も褒めています。
それから、意味がないことを否定的に捉えてしまったことが少し引っ掛かっていたのか、その後「ブレス」ではそれを少し修正するようなことも書いています。というか今気づきました。

歌詞をこれまでも記載していましたが、この曲はサビを繰り返すにつれコード進行が変わっていくのが面白いかなと思っていましたので、コードもくっつけてみます。スマートフォンなんかでは体裁が崩れてよくわからなくなるかもです。どうもすいません。

追記:この曲に出てくる足は「傑作たち」を見るために並んでいる人の「足」です。

E♭     F9
一生に一度しか
E♭        F9
観る機会がないという
A♭      E♭/B♭
時間の洗礼を受け
    Bdim7  B♭ E9
朽ちずに残った傑作たち

E♭     F9
千年に一度しか
E♭        F9
経験できないという
A♭      E♭/B♭
祝祭の温度と色合い
 A♭   Adim7 D
世代を飛び越えてく祈り

G   E♭  C   F
論理と倫理が美しさを形作る
B♭  C      F  F/A
片方じゃ成り立たない
B♭ E♭  C F
積み重ねろ諸々我等の営為
B♭   C    E♭
様子見してる暇はない

       F9
筋道を通したら
E♭      F9
道筋が見えてきた
A♭/E♭         E♭
この世のルールを掴まえて
   Bdim7 B♭
しかも楽しくありたいもんね

Cm7 F9 Bm7
B♭m7 E♭9 Bm7
Cm7 F9
B♭m7 Cm7 D♭M7
D♭m7 E♭m7 EM7
Fm7♭5 B♭
E♭ F9
E♭ F9

E♭/B♭       F9/A
それぞれの角度の違いを
E♭/B♭    F9/A
何様かが雑に正す
A♭           E♭/B♭
そういうスタンスの物言いがまだ
 Bdim7     B♭/D E9
幅を利かせる不思議なご時世

E♭         F9
困った時には助けあう
E♭         F9
困ってなければ笑いあう
A♭         E♭/B♭
そんな人たちが作り上げるのが
A♭
あらまほしきというよりあたりまえの
   Adim7      D
ヒューマン・ワールドそのものだろ?

G     E♭  C        F
ヒトのために自分のためがもれなく含まれている
B♭  C       F/C F
逆はもちろん成り立たない
B♭ E♭  C         F
理想に唾する現実盲従リアリストたちに用はない
B♭/F C/F   F/A F/C
実際本当に用がない
B♭/D E♭   C/E   F
真理と善意がそこかしこを美しく飾る
B♭/F   C/G    E♭/B♭
そうでなければ意味はない
D♭/E♭
そっかな?
B♭m7  C7/B♭  BM7/B♭
そうだろ!

忘備録 #02 “軸足 sung by じゆん”

意図せぬ嬉しい出会いがあり、ビデオまで制作した”軸足”ですが、前回書いたように、1曲目の”おもいの軸足”をさらに発展させた、というか思いつくまま弄り倒したような曲になりました。これをアルバムのリードトラック的なものとして位置付けたために、他の曲より多く聴いていただいたからか、何人かの方に転調が多くてどこに行くかわからない、というような感想をいただいたりしましたが、今考えると曲調が歌詞の内容に影響したかなあ、とも思いますし、歌詞が曲の流れを規定したところもあるかもしれません。他の大抵の曲はあらかた出来上がった構成に歌詞を当てはめたのですが、これはほぼ詞曲同時進行だったので、互いに影響しあってる(もしくは干渉しあってる)ところがあるかなと、今となっては感じられます。

Aメロはマイナーコードで皮肉っぽく、Bに移るとメジャーに流れて少し強気になり、サビ部分はサビらしく少し大きなスケール(もしくは大仰)な感じにできたかなと思います。

また、1コーラス目は軸足=バスケのピボットと言う身近な例、2コーラスで突然地軸などとスケールの大きな話を取り上げてみました。軸、軸、軸といえば。。?という考えでの思いつきなので、特段地球環境とか、そういう問題提起ではありません。今になって考えると、一歩引いた視点(一歩どころではないですね)に移っていく脈絡なくのなさ、思考の飛躍は、モチーフは決めているもののはっきりしたテーマ性があるのかないのか判然としないまま何度も推敲を重ねた結果なんだろうなと思っています。文才の無さを諦めの悪さでカバーしているということですね。

で、サビですが、まあまあサビっぽいメロディーと展開かなあと思いましたので、「ソウゾウ」を使って言葉遊びにしてみました。

2コーラス目からは、曲のテーマに少しでも近づければと努力してみましたが、シンプルに片付けたくないという気持ちと、考えすぎて逆に独りよがりになってしまう焦りと、お互いが相剋してなかなかストンと落ち着く感じがありませんでした。

最終的には「善良」というワードに頼って無理くりケリをつけたような気もしますが、まあ曲のテーマが善良さなどという、愛でも勝利でも永遠でもない小さな小さな価値基準は、大事にしたいと思い続けています。

追記:この曲に出てくる足は、「地盤深く基礎に入った」人たちの「足」です。

3歩以上歩くと相手ボールだったよね
部員じゃなくたってそれくらい知ってるよ
高級なコンパスを思わせる素早く華麗な動きです

わざと足踏んでニヤついてろよ
これは特別にあつらえた安全シューズ

見ろよ地を這う如きドリブルと
針の穴を通す音速パスの正確さ

自転軸はズレていくものだったよね
4万年スパンでも戻るのならまあいっか

それとも四季の移ろいで
悦に入ってる場合じゃないのかも

いつまでもあると思うなよ
地に足のついた暮らしとその地と足

地団駄踏めるだけまだマシだったねえなんて
そんな安いディストピア映画さすがに笑えない

想像してみよう
生きとし生ける全てのものが自ずから持つ
重力のラインはもれなく一つの点に集約される

与えられた振り付けで踊るしかないんだよね
隅っこで軸足は固定だけどそれなりに幸せかい
たまには誰も見てない場所で
気ままにキリキリ舞うのかい

偶然立ったピンスポットの下
急いで穴を掘り杭を打ち登記しなきゃ

軸足が地盤深く基礎に入ったそこの場所
支えてるのはどこの国籍
耐えているのはどんな性別
計算するのはどこの階級
呪いを吐くのはどんな性格
澱んでくのはいつの言説
諦めるのはどんな願望
捧げてるのは誰への哀悼?

騒々しくいこう
生きとし生ける全てのものが自ずから持つ
滑稽な外見を晒して歌ってみたり
喚いたり身震いしたり熱を持ったり
瞬いたり羽ばたいたり何度も交換したり
抱擁したりしていたい

想像してみよう
生きとし生ける全てのものの質量と熱量を
騒々しくいこう
偶然生きてる全てのものは騒げ 黙れ 騒げ
ソウゾウしてみよう
どこかで生きてる誰かが依って立てるものを
総体としての
物質が持つエネルギーが変わらないんだったら
価値は生まれてないんだとしても
それでもせめて善良ではいたい

忘備録 #01 “おもいの軸足(イントロダクション)”

まず、これまでの雑多なモチーフをまとめるにあたり、テーマを設定しようと思いました。歌詞を書くなどというチャレンジをしたことがほとんどなかったので、自分が何かを人に伝えようと思ったら、まず何を言おうと思うだろうか、と言う問いを最初に考えました。

そこで決めたのが、「誰にも軸足を踏まれたり蹴られたりしませんように」と言うフレーズです。そこからじゃあ人々にとっての「軸足」って何だろうと考え、軸足、さらに「足」というものが表象するものをテーマにしようと決めました。

そんな具合に「足」スタート地点に定めたところ、体のパーツシリーズでしばらく続けられるかも、などと気付き、とりあえず手持ちのネタを揉んでいけば3枚くらいアルバムが作れるかも、と思い描くようになりました。

「おもいの軸足」は、しみったれたマイナーコードの進行モチーフがあり、それに歌詞を乗っけていきました。ただ、まだ曲としての体裁をなしていない前半部分のみだったので、セカンドヴァース部分を展開させてみたいと思い、長調へ移ってみたことで、「そろそろ死ぬ」から「もうすぐ生む」に話が移り変わっていくことができました。

最後にそもそものテーマを配置して、最初くらいはご挨拶がわりに自分の下手くそな歌唱で頑張ってみようと決め、この曲は完成。と思っていたのですが、そこで一つ疑問が。

この曲では、「軸足」は各人が自らを規定する大切な価値や規範としての用語、つまりは「良いもの」のつもりで言葉を選びましたが、さて、これは他人にとっても同じく「良いもの」であるのでしょうか。弱者を罵ってないと自分のプライドを保てない人だっていくらでもいますもんね。その人の軸足だって軸足には違いないわけであって。

そんな問いが、2曲目の「軸足」に続くことになります。

追記:この曲に出てくる足は「もう何にも残ってない人」の「足」です。

死にそうな人
死にたい人
死んでも死にきれない人
もう死んでもいいほど幸せいっぱいな人々

もうすぐ産む人
産んでいいものかと悩む人
産みすぎてちょっとくたびれた人
そして産まれたての人

心を配って配り過ぎて
もうなんにも残ってない人
できればそんな彼女や彼が
誰にも軸足を踏まれたり蹴られたりしませんように

忘備録 #00 はじめに

これまで30年ほど作りためた曲、モチーフ、コード進行などまとまりのあるものないもの、さまざまな断片を形にしようと思い、たぬきのような名前を借りて自主制作を始めました。

その後、初めてのアルバムを完成させてから約5ヶ月、取り組み始めてからは数年経っているので、すでに何を考え、何を工夫し、何に躓いたのか忘れつつあることに気づきました。

そこで、主に自分のための忘備録として、また、こんなサイトの端っこまでご覧くださる方には幾らかの興味を持っていただけるのではないかという思いもあり、各曲について、自分なりに文章で整理していきたいと思い駄文を綴ることとします。

あくまで忘備録的なので、文章はまあ雑なものです。考えている方向と受け取られる方向が違ってしまうかもしれない、と言う懸念も幾らかあります。まあそれでも残してみようと思った、ということでどうぞご理解ください。自分で何か気づけば随時修正していくと思います。

あと、更新は不定期であります。