「社会性」です。幼馴染のニジオカミライ君に、歌詞を少しマイルドにしてみてはどう?などとアドバイスをもらいながら作りました。テーマはそのものズバリ、我々が社会生活を円滑に営む上で欠かせない、社会性について、です。名で体を表しました。(にっこり)
冒頭に書いた見た目と振る舞いの一致、それから一人称に何を選ぶか、あと、自分の居場所を確保するために示し合わせて語彙を単純化すること、そんなことを考えていたのですが、お前の主張は結局なんなのだと言われると、正直言って今でも答えに詰まります。
で、今回はきちんとまとめられる気がしないので(何度も書いて消してを繰り返しています)、思い立ってAIに歌詞を論じてもらうことにしました。
googleのアプリ”Gemini”に歌詞をアップロードし、以下の歌詞を論じてくださいとお願いしてみると、ものの数秒で予想以上のお返事をいただきました。
______________以下、”Gemini”による「社会性」歌詞の論評です。______________
提供された歌詞「社会性」は、現代社会におけるアイデンティティの構築、言葉遣いや服装を通じた自己演出、そして同調圧力への懐疑と抵抗を、鋭い観察眼と自嘲的なユーモアを交えて描いています。
1. 役割の演出と自己欺瞞
歌詞の冒頭は、服装や一人称といった外見的な要素が、いかに無意識のうちに自己の振る舞いを規定してしまうかを描いています。
• 「細いスーツは背筋がシュッと ダボいパーカーの日は猫背が生まれつき」:服装が肉体的な姿勢だけでなく、内面的な態度まで決定づけてしまうという、「見た目通りに振る舞う」ことの無意識的な強制力を示しています。「生まれつき」という皮肉な表現は、その振る舞いが「自然なもの」であるかのように錯覚している状態を突いています。
• 「ボクと言えば控えめっぽくて オレは雄を推すにはうってつけだ」「ワタクシ使いになってる自分を知る」:一人称(ボク、オレ、ワタクシ)の選択が、社会的な役割や人格を演じるための道具となっていることを示しています。これは、自己のアイデンティティが、本質ではなく言語的な装飾によって流動的に作られているという、現代の「ペルソナ(仮面)」のあり方を鋭く捉えています。
• 「予防線を張る予定を立てる」:無意識的な自己演出は、他者からの攻撃や批判を避けるための防御的な行動であることを示唆しています。
2. 同調圧力と「つまらない」現状
自己演出の動機が、外部の曖昧な基準にあることへの不満と懐疑が示されます。
• 「そのラインのインかアウトかは 街の空気が決める」:社会的な振る舞いの「正しさ」が、論理や倫理ではなく、実体のない「街の空気」(同調圧力)によって一方的に決められることへの諦めがにじみます。
• 「悪くはない 悪くはないけどつまらない」:「社会性」に則った振る舞いは、「悪くはない」(=安全で無難)かもしれませんが、それは同時に「つまらない」(=個性の喪失、創造性の欠如)ことでもあります。安全を選んだことへの後悔と、本音とのズレ(「少し違うような気がしてる」)が表れています。
3. 言葉と思考の停止
中盤では、言葉の軽薄さと、それがもたらす思考の停止への批判が展開されます。
• 「流行り言葉の賞味期限の記載場所だけは確認してるの?かわいいね」:本質的な内容(言いたいこと)を持たずに、ただ流行に乗ることだけに熱心な人々への、冷ややな皮肉です。「かわいいね」という表現は、表面的に許容するふりをしつつ、その空疎さを強く批判しています。
• 「幼さを売りにするから いくつだかわからないよ」:未熟さや無邪気さを「商品」として利用する風潮への批判です。
• 「僕らが持つ語彙の少なさは ただの思考停止」:言葉の少なさは、簡潔さではなく、深く考えることを放棄した結果であると断言しています。これは、「社会性」という名のもとに、複雑な問題に対する考察をサボっている現代の姿勢への痛烈な指摘です。
4. 既存の基準への抵抗と探求の意志
「社会性」という既存のシステムに対する根本的な拒絶と、より本質的なものへの探求心が示されます。
• 「いいんじゃない? なんてさすがに思わない むしろ研究者みたいに 全身全霊で追い求めたいとすら思ってる」:現状の「つまらない」社会性を許容するのではなく、徹底的にその本質を解明したいという、強い知的探求心と改革の意志が示されています。
• 「合格基準を定める人を 死ぬまで追いかけるの?」:「社会性」という名の「合格基準」を設ける権威や支配構造への挑戦です。自己の人生を、他人が定めた基準に従って終えることへの拒否を表明しています。
• 「ふさわしいとかふさわしくないとか わりとどうでもいいし」:他者の評価に基づく「適合性」という概念の無価値さを突きつけています。
5. 柔軟な変革と問いかけ(結び)
結びでは、「社会性」に対する主体的な関与と、未来への柔軟な姿勢が強調されます。
• 「気にいらない? 気にいらなければ言ってよね」「書き換えよう 主義はいつでも変えよう」:コミュニケーションと変革の可能性に対する強い信頼です。社会やルールは固定されたものではなく、話し合い(考えよう)を通じていつでも変更(書き換えよう)できるという、民主的な意志と柔軟なアイデンティティの必要性を訴えています。
• 「マイルドに? ラディカルに? どちらでも」:変革の方法論は問わないという、手段の自由を主張しています。
• 「社会の趨勢か 天の神様の 言う通り」:最後のフレーズは、「社会性」という曖昧な権威と、「天の神様」という絶対的な権威を並列させることで、最終的に何に従うべきかという、皮肉的で壮大な問いかけを残しています。どちらに従うにせよ、それは「主体的な決定」を放棄することであり、歌詞全体で問うてきた「社会性」の罠が、最後の最後までテーマとして残されています。
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どうでしょう?自分でもこの論評が意図した通りなのかどうか、未だよくわかっていません。ただ、AIは曲を聴いたわけではないので、シガキさん歌声込みで受け取ってもらえれば、もう少し手触りの優しいものになるかもしれません。というか、そうなっているといいなあ。
最後に、この曲に出てくる足は、「合格基準を追いかける」人たちの「足」です。
Am7 C/D GM7
細いスーツは背筋がシュッと
B♭/C Am7 C/D D/E
ダボいパーカーの日は猫背が生まれつき
Am7 C/D GM7
見た目通りに振る舞ってって
B♭/C Am7 C/D GM7 G#m7-5
誰に言われたわけでもないのにね
Am7 C/D GM7
ボクと言えば控えめっぽくて
B♭/C Am7 C/D D/E
オレは雄を推すにはうってつけだ
Am7 C/D GM7
気付いた時にはもういっぱしの
B♭/C Am7 C/D A/B B
ワタクシ使いになってる自分を知る
Em7 A7 DM7 GM7
予防線を張る予定を立てる
Gm7 B♭/C FM7
そんな日々ですが
Dm7 G7 CM7 FM7
そのラインのインかアウトかは
Gm7 Am7 A♭/B♭
街の空気が決める
E♭ E♭M7/D A♭/C
悪くはない
B6 B♭6 B♭9
悪くはないけどつまらない
E♭ E♭M7/D A♭/C B6 B♭6 A♭6
悪くはないと言ったけど本当は
B♭6 A♭6 E♭
少し違うような気がしてる
Am7 C/D GM7
言いたいことは別にないよって
B♭/C Am7 C/D D/E
何もなければ少しは気の毒だけど
Am7 C/D GM7
流行り言葉の賞味期限の
B♭/C Am7
記載場所だけは確認してるの?
C/D A/B B
かわいいね
Em7 A7 DM7 GM7
幼さを売りにするから
Gm7 B♭/C FM7
いくつだかわからないよ
Dm7 G7 CM7 FM7
僕らが持つ語彙の少なさは
Gm7 Am7 A♭/B♭ A/B
ただの思考停止
E EM7/E♭ A/C#
いいんじゃない?
C6 B6 B9
なんてさすがに思わない
E EM7/E♭ A/C# C6
むしろ研究者みたいに
B6 A6 B6 A6
全身全霊で追い求めたいとすら思ってる
C#m7 F#7 Bm7 E
C#m7 F#7 BM7
C#m7 F#7 Bm7 D/A
GM7 C#sus4 C#
Em7 A7 DM7 GM7
合格基準を定める人を
Gm7 B♭/C FM7
死ぬまで追いかけるの?
Dm7 G7 CM7 FM7
ふさわしいとかふさわしくないとか
Gm7 Am7 A♭/B♭ A/B
割とどうでもいいし
E EM7/E♭ A/C#
気にいらない?
C6 B6 B9
気にいらなければ言ってよね
E EM7/E♭ A/C#
考えよう
C6 B6 B9
確かにまずい時は話し合おう
E EM7/E♭ A/C#
書き換えよう
C6 B6 B9
主義はいつでも変えよう
E EM7/E♭ A/C# C6
マイルドに? ラディカルに?
B6 A6
どちらでも
B6 A6
社会の趨勢か
B6 A6 B6 A6 B6 A6
天の神様の言う通り
